[絵本]『ハリーのだいかつやく』ハリーとの冒険もラスト!!『どろんこハリー』シリーズ4作目

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こんにちは。スーザ(@ouchidesugosou)です。

『どろんこハリー』の『ハリー』シリーズ、今まで紹介してきた3冊が有名だと思いますが、実はもう1冊あるんですよ。今日はシリーズ4作目、『ハリーのだいかつやく』のご紹介です。

『ハリーのだいかつやく』表紙
『ハリーのだいかつやく』 ジーン・ジオン/作 マーガレット・ブロイ・グレアム/絵 もりひさし/訳 ペンギン社

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『ハリーのだいかつやく』前3作との違いは?

『ハリーのだいかつやく』は、シリーズ前3作とちょっと違うところがありますので解説しておきます。

出版社・翻訳者が違う

前3作の『ハリー』シリーズは「わたなべしげお」さんが翻訳されていましたが、『ハリーのだいかつやく』は「もりひさし」さんが翻訳されています。「もりひさし」さんといえば、『はらぺこあおむし』などのエリック・カール作品を翻訳されていることで有名ですね。

そして出版社も変わってまして、前3作は福音館書店から出版されていたのですが、『ハリーのだいかつやく』はペンギン社さんから出版されています。

※追記(2015.12.3)

ペンギン社さんから出版されていた『ハリーのだいかつやく』、先日『ハリーとうたうおとなりさん』として大日本図書から刊行されました。こちらは小宮由さんという方が訳をされていますね。今なら手に入りますのでお早めに!!

お話のボリュームが違う

『ハリーのだいかつやく』の最後のページに「もりひさし」さんのあとがきがあります。そこにはこんな一文が。

この作品は、文字を覚え、ひとりで本を読み始めた子ども達のために創られたアメリカの”I Can Read Book”シリーズの中の1冊です。

確かに、『ハリーのだいかつやく』は4章に分かれていて、ページ数も60ページあります。前3冊は32ページなので、倍の長さですね。

とは言え、全てのページに絵も描かれていて、文字だらけということもないので、お話を聞くのが好きなお子さんなら3歳ぐらいでも大丈夫だと思います。うちの長男も最後まで聞けていましたし。

アメリカでは「ひとりで本を読み始めた子ども達のために」創られた作品のようですが、もっと小さい子たちにお母さんお父さんが読んであげても十分楽しめると思いますよ^^

一応記載されている対象年齢は、

  • 『どろんこハリー』
  • 『うみべのハリー』
  • 『ハリーのセーター』
  • 「読んであげるなら 4才から / じぶんで読むなら 小学校低学年から」

  • 『ハリーのだいかつやく』
  • 読んであげるなら 4才から

となっています。

サイズが違う

前3作がかなり大判の絵本(31×32)なのに対して、『ハリーのだいかつやく』は、A5ぐらいのサイズになっています。これも子どもが自分で読むのに持ちやすいサイズにしてあるのかな?

『ハリーのだいかつやく』スーザのあらすじ解説

くろいぶちのある しろいいぬ「ハリー」は、近所の人の中で一人だけ、好きになれないおばさんがいました。そのおばさんが大きな声で歌うのを聞くと、耳が痛くなるからです。でも、どうやら困っているのはハリーだけじゃなさそうです。ピーナッツやさんも、消防士たちも、猫も、みんなおばさんの歌を聞くと耳を塞いだり逃げたりします。

ハリーは、おばさんの歌を止めようとあれやこれやしてみますが、失敗ばかり。その度に家の人達にしかられて犬小屋で寝る羽目になります。

何日かたったある日、家の人達はハリーを消防音楽隊の演奏会に連れて行ってくれました。それなのに演奏会が取り止めになって、かわりに歌のコンテストをすると言うのです。コンテスト参加者がずらっと舞台の上に登場します。その中にはなんと、ハリーの家のおとなりの、大きな声のおばさんがいたのです。

ハリーは逃げ出しますが、その途中でまたまたいいことを思いつきました。ハリーがあるものを咥えて演奏会の会場に戻ると、ちょうどおとなりのおばさんが歌っているところでした。ハリーがあるものをそっとおばさんの後ろにおくと…!?

『ハリーのだいかつやく』見開き1
お隣のおばさんの歌声に困惑するハリー

『ハリーのだいかつやく』の見どころは!?

絵を存分に楽しめる

前3作の『ハリー』シリーズの倍ページ数のある今回のお話。ページ数が倍ということは、それだけ絵が描かれているページ数も増えているということで…マーガレット・ブロイ・グレアムさんの愛らしい絵を存分に楽しむことができます!!

使われているのは黄色と緑と黒だけなのに、私としては、フルカラーのテレビの映像を見ているより遥かに満足度高いですよ(笑)グレアムさんの絵、大好きなんです!!見てください、このハリーの活き活きとした表情!!

『ハリーのだいかつやく』見開き2
指揮者のおじさんに注目

個人的には、一番左後ろで息を切らしている指揮者のおじさんが気になります(笑)

安定のハッピーエンド

『ハリー』シリーズはどれも、途中はハラハラの連続なのに、最後はみんなが幸せになる、まさにハッピーエンドのお話ばかり。今回もそうで、おばさんの声に苦しみ続けた(笑)ハリーも、家族も、街の人達も、最後はハッピー。当のおばさんも、ハッピーになって幕を閉じました。いつも想像もつかないようなハッピーエンドで楽しませてくれます^^

おわりに

おばさんの歌声をなんとかしようと、なかなか盛大な試みをやってくれるハリー。今回も自分の息子を見ているかのようにハラハラしたり、応援したくなったり、見事ハリーワールドに巻き込まれてしまいました。

『ハリーのだいかつやく』は今は書店では手に入らないようなので、お住いの地域の図書館、古本屋さんやAmazonの中古、ヤフオクなどで探してみてくださいね。

※追記(2015.12.3)

ペンギン社さんから出版されていた『ハリーのだいかつやく』、先日『ハリーとうたうおとなりさん』として大日本図書から刊行されました。こちらは小宮由さんという方が訳をされていますね。今なら手に入りますのでお早めに!!

※絵本の表紙、見開き写真は、ペンギン社ご担当者様の許可を得て掲載しています。

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