今日は、今年で創刊60周年を迎える『こどものとも』の記念出版物で、気になるものを見つけたのでシェアしたいと思います。
祝!!『こどものとも』創刊60周年
福音館書店の月刊絵本『こどものとも』。今年で創刊60周年を迎えるのですね。私の倍生きてるって考えたら本当にすごいです。
私の絵本好きの原点は間違いなくこの「こどものとも」。幼稚園から毎月もらって帰るのが何より楽しみでしたし、夜布団の中で母に「こどものとも」を読んでもらう時間の楽しさ、嬉しさ、温かさを今でも思い出すことができます。
去年の9月から幼稚園に通い始めた長男も、毎月福音館書店の月刊絵本を持って帰るようになりました。大人になった今も「今月はどんなお話が読めるのかな」とウキウキする気持ちは変わりません。
これからもこのブログでたくさん「こどものとも」を取り上げて、応援していきたいです。
気になる創刊60周年の記念出版物
創刊60周年を記念して出版される絵本達が公式サイトで紹介されています。その中で私が気になったのがこちら!!
「こどものとも」60周年記念出版。「こどものとも」からうまれた日本の昔話をまとめて10冊ハードカバー化。しっかりした再話と、力強い絵の作品をそろえました。
長男が長いお話も聞けるようになってきて、昔話も気になり始めたところだったので、これはアツイ企画です。
今までハードカバー化されていなかったお話が今回選ばれているようですが、私は全部未読のものばかりでした。ぜひ全部読んで制覇したいところです。
「こどものとも」日本の昔話 10のとびら 作品一覧
それではさっそく、今回の記念出版に選ばれた日本の昔話10冊を紹介しますね。
『おんちょろちょろ』
瀬田貞二 再話/梶山俊夫 画
瀬田貞二さんの再話ですね。昔話×瀬田貞二って最強。
『ねむりむし じらぁ』
川平朝申 再話/儀間比呂志 版画
この版画を担当されてる儀間比呂志さんの作品、最近息子と読んだ我が家の「こどものとも」コレクションにもありました。特徴的な版画でさらに沖縄のお話だったので印象的だったんですよね。
『やんばるのカメさん』という絵本です。
『うしかたとやまうば』
瀬田貞二 再話/関野凖一郎 画
こちらも瀬田貞二さん。この昔話、全く知らなかったんですが、以前「まんが日本昔ばなし」でも放送されてるみたいですね。
『まのいいりょうし』
瀬田貞二再話 /赤羽末吉画
これはゴールデンコンビ!!福音館書店ホームページのあらすじを読むと、めでたいお話のようです。
猟師が息子の七つの祝いのためにと出た猟で、撃った一発が13羽の鴨を仕留め、さらに鯉、ウサギまでもが手に入ることに。運が運を呼ぶめでたい話。
福音館書店ホームページより引用
『さるとびっき』
武田正 再話/梶山俊夫 画
『ねずみのおよめさん』
小野かおる 再話・画
長男が通う幼稚園で先日親子観劇があって、そのとき劇団の方が演じられたのがこのお話でした。夫に行ってもらったのですがすごく楽しんで帰ってきて、お話の内容を後から聞いた私も「お~その結末すごい!!」と思ったお話なので絶対読みたいです。
『天のかみさま 金んつなください』
津谷タズ子 再話/梶山俊夫 画
梶山俊夫さんって日本の昔話の絵本をたくさん手がけられているのですね。この『さんまいのおふだ』の絵も梶山俊夫さんです。
『うりひめとあまんじゃく』
稲田和子 再話/小西英子 画
『きつねとかわうそ』
梶山俊夫 再話・画
『たぬきえもん』
藤巻愛子 再話/田澤茂 絵
Amazonでも販売されるようで、「ただいま予約受付中 2016年2月29日発売予定」の文字が!!これは要チェックです。
我が家もこの10冊セットをぜひとも手に入れたいものですが、予算を考えると、事前に図書館で読み比べて気に入ったものを単品購入かなぁ…と思っています。
せっかく読むなら「こどものとも」で
昔話というと、我が家には子どもの頃伯父が買ってくれた永岡書店の日本昔ばなしアニメ絵本セット、世界名作アニメ絵本セットがほぼ全巻あります。子どもの頃は随分楽しませてもらったものです。こういうやつ↓
母が大切にとってくれていたので、子どもが生まれたら一緒に読もうと思っていました。いざ生まれてみると、私がみるみる絵本マニアになって絵本のことを勉強するうちに、昔話を子どもに聞かせるという事はかなり奥が深い事であるということがわかってきました。
詳しいことはまた別記事にしたいなと思いますが、やっぱりせっかく昔話を子どもに聞かせるなら
楽しみたいと思うようになってきたんです。その点「こどものとも」で刊行された昔話は、安心して子どもに聞かせることができるので、最近は図書館で昔話を選ぶ時も「こどものとも」のものを選ぶことが多いです。
今回「こどものとも 日本の昔話 10のとびら」として選ばれたこの10冊も瀬田貞二さんや赤羽末吉さん、梶山俊夫さんなど、信頼できる方々が再話や画を手がけられているものばかり。迫力のある絵と選びぬかれた日本語で、昔話を楽しみたいと思います。
おわりに
創刊60周年を記念して出版される絵本たち、まだまだあるようです。気になったものは今後も記事にしたいと思います。
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