こんにちは。スーザ(@ouchidesugosou)です。
今日は読むだけでほっこり心温まる絵本を紹介します。
『もりのセーター』ってどんな絵本?
作者の片山令子さんってどんな人?
『もりのセーター』の作者は、片山令子さん。『コッコさん』シリーズでおなじみの片山健さんの奥様です。
実は私、片山健さんは言わずもがな、奥様の片山令子さんの絵本も大好きなんですー!!ご夫婦でも作品を出されたりしていて、それがまた素晴らしい!!近いうちに記事にしますね。
絵は ましませつこさん
『もりのセーター』の絵は「ましませつこ」さんが描かれています。絵を見て気付いた方もいるかもしれませんが、ましませつこさんといえばわらべうたの絵本ですよね。
『ととけっこう よがあけた』や
『あがりめ さがりめ』など、
たくさんのわらべうた絵本の絵を手がけられています。
優しい表情のぬくもりのある絵が魅力的です。
『もりのセーター』スーザのあらすじ解説
双子のこぐまの姉妹、ルルとララは、森で一本の枯れ木を見つけます。あまりに寒そうなので、セーターあみのしかのおじいさんに相談する2人。するとおじいさんが、いいことを教えてくれます。
2人はおじいさんに言われたとおりに、白いふわふわのもとや、緑の葉っぱを探します。りすのおばあさんや しかのおじいさんに協力してもらい、緑色の毛糸が完成します。
さっそく枯れ木にセーターを編みながら着せていってあげる2人。あまりに毛糸が暖かそうなので、森の仲間達が木の周りに集まってきます。やっとのことで編み上がったセーター。気付くと雪が降ってきています。雪空を見上げた2人の目に飛び込んできたのは…!?
『もりのセーター』みどころ
毛糸作りの様子がよくわかる
枯れ木に緑色のセーター編んであげたくて、しかのおじいさんに相談したルルとララ。おじいさんに作り方を教えてもらって、一から作り始めます。緑色の毛糸がないので、なんと毛糸を作るところから!!
- 草の綿毛や鳥の羽根の綿毛を探し
- 緑色の葉っぱを探し
- しかのおじいさんに綿毛を緑色に染めてもらい
- 毛糸に仕上げてもらいます
出来上がった緑色の毛糸の綺麗なこと!!フワフワ、もふもふの毛糸の玉がたっくさんで、つい絵本に手を伸ばして感触を確かめたくなってしまいました。
ここからやっと編む作業に入れるんですね。なが~い一本の毛糸が綺麗に編まれて、枯れ木を覆っていく様子が楽しめます。
普段来ているセーターも、こんな風にできているんだね~。なんて子どもと話しながら読むと楽しいです。
枯れ木の正体は!?
2人がセーターを編んであげていた枯れ木。実は大きな古いお家でした。2人が木に寄りかかった拍子に木が凹んでドアが開いたんです。中にはテーブルや椅子が!!
絵本でも、木の穴に入り込んで別の世界にいっちゃうお話がありますが、木の中の穴って見つけたらすごくわくわくしませんか。入ってみたくなりますよね。
子どもの頃よく木登りしていましたが、木のうろを見つけると大興奮でしたね~。こんな可愛い木のお家を見つけたら、絶対秘密基地にしちゃうなぁと思います。
ルルとララも、木のお家でとっても楽しい時間を過ごしていて懐かしい気持ちになりました。
おわりに
ルルとララの優しさから始まった、枯れ木のセーター作り。森の冬はとっても寒そうですが、動物たちがこんな風に楽しく冬ごもりの支度をしている様子が見られると、子どもたちも冬を迎えるのが楽しくなってくるかもしれませんね。
まだまだ寒い冬が続きますので、ぜひお子様と一緒に楽しんで暖かくなってもらいたいなと思います^^
※絵本の表紙、見開き写真は、PHP研究所ご担当者様の許可を得て掲載しています。
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