こんにちは。スーザ(@ouchidesugosou)です。
今日は「14ひき」シリーズでおなじみの、いわむらかずおさんの作品『とっくんトラックもりへぶぶー』を紹介します。
『とっくんトラックもりへぶぶー』ってどんな絵本?
『とっくんトラックもりへぶぶー』について簡単に説明します。
シリーズ3作目
「とっくんトラック」シリーズの中では現在最新作です。『とっくんトラックのはらへぶぶー』『とっくんトラックうみへぶぶー』に引き続き、今回の舞台は秋の森。森に住む動物たちと秋の実りがたくさん登場しますよ。
『とっくんトラックもりへぶぶー』あらすじ
黄色いトラックをひいて森へ出かけたとっくん。くりにどんぐりにくるみ、たくさんの木の実をトラックに積み込みます。
途中で見つけた切り株の上でお店を開くと、野ねずみや りすや かけす…、次々と森の住人たちがやって来ました。するとたぬきさんから思わぬ注文が入り…!?
『とっくんトラックもりへぶぶー』みどころ
秋の森の赤が美しい
いわむらかずおさんの描かれる世界の中でも、私は特に秋が好きなんです。以前紹介した『まっかなせーたー』も美しかったですが、今回の秋の森の色合いも美しかったです。特に葉っぱの赤い色。とても落ち着く色合いです。
子ども大興奮のお店やさんごっこ
王道のどんぐりを始めとして、子どもたちは木の実を集めるのが大好きですよね。さらにそれでお店やさんごっことなるともう大興奮です。
長男と初めてこの絵本を読んだ時、目をキラキラさせて聞いていました。身近なところにこんな木の実をたくさん拾える森があったらどんなに楽しいでしょう。
木の実が大好きな動物たち
いわむらかずおさんのあとがきを読むと、こんなことが書かれていました。
ぼくはこどものころ、秋の森でよく山グリをひろって食べました。指先を痛くしないように実をイガから取り出し、皮のむきはじめは派歯で、シブは親指の爪でしごきました。手の土がついたまま口に放り込み、コリッとかむと甘みと渋みが広がりました。とっくんのお店のお客さんも、木の実が大好き。野ネズミはクリ、カケスはドングリ、リスはクルミ、イノシシはクリが好物なんですよ。
いやぁ、恥ずかしながら、カケスが何を食べるのかなんて考えたこともありませんでしたし、イノシシがクリを食べるってことも知りませんでした。いわむらかずおさんは子どもの頃、森や海など自然の中で遊び尽くされていたんでしょうね。
息子たちにもそんな経験をたくさんさせてやりたい!!
おわりに
今回のとっくんのように、木の実のお店を開いて本当に動物たちが葉っぱのお金を持って買いに来てくれたら…なんて妄想していると、なんだかワクワクしてきますね。秋になったらこの絵本を片手に木の実拾いをしに行きたいものです。
※絵本の表紙、見開き写真は、ひさかたチャイルドご担当者様の許可を得て掲載しています。
コメント