こんにちは。スーザ(@ouchidesugosou)です。
今日はドラマのようなハラハラするカーチェイスがみどころのこんな絵本を紹介します
『がんばれ!パトカー』ってどんな絵本?
まずこの絵本について簡単に説明しますね。
「はたらくのりものえほん」シリーズの1冊
作者の竹下文子さんと挿絵を担当された鈴木まもるさんはご夫婦でいらっしゃいます。ご夫婦で他にもたくさんの乗り物絵本を書かれていますが、そのうちの1冊です。
この「はたらくのりものえほん」シリーズにはこんな絵本もありますよ。図書館で全部制覇しましたが、どれも働く車好き長男の食いつきがハンパないシリーズとなっております。
『がんばれ!パトカー』はこうしてできた!
偕成社さんのホームページに、挿絵を担当された鈴木まもるさんからのメッセージが掲載されていました。
ご夫妻の息子さんがまだ小さかった頃、パトカーに大喜びの息子さんを見ておまわりさんがライトをピカピカさせてくれたんだそう。そんな楽しかった頃を思い出しながらこのお話を作られたそうです。
ここにはショベルカー、あそこにはミキサー車、えい、高所作業車も描いてしまえ、どこかに自動車運搬車も描けないか……等々、どうだ、これでもかあ、というくらい、いろいろな自動車やたくさんのパトカーを描きました。子どもたちが喜んでくれたら嬉しいです。寝る前に読むと興奮しちゃうかな、と思うので、そんなときは裏表紙の絵を見せて、静かにおやすみモードにしてあげてください。
というお言葉どおり、働く車のオンパレード。我が家の長男は、図書館からの帰りの車の中で、すでに3回読んでコールが入りました(笑)
『がんばれ!パトカー』あらすじ
警察署の駐車場から、パトカーがパトロールに出発します。危ない運転をしている人に注意したり、迷っている人や犬を助けたり、おまわりさんは町の安全を守るために働いています。
パトロールの途中、宝石店の前に怪しい車が止まっているのを見つけます。中からお店の人が「強盗です!!」と飛び出してきて…!?
『がんばれ!パトカー』レビュー
パトカーがこれでもかというくらいでてくる
この絵本、さすがにパトカーの絵本なので、パトカーがよく出てくるっていうのはわかりますよね。でもクライマックスが近づくにつれて、尋常じゃないくらいのパトカーが!!これには私も目を疑いました(笑)まさにテレビドラマの世界です。我が家の長男は大興奮で読む度にパトカーの台数を数えておりました。
細かいところに注目
竹下さん鈴木さんご夫妻の乗り物絵本は、どの作品もですが細かいところに楽しみが隠されています。
例えば、一番初めの見開きページ。東西警察署の一室で事情聴取をされている風の男性が頭をかいてうなだれているところが描かれています。この男性、お話の一番最後のページでも登場するんです。
他にも
- 「KAISEI社」と看板のついたビルがあったり
- 「鳥の巣展覧会」の垂れ幕、「鳥の巣東京支店」「鳥の巣研究所」「鳥の巣フェア」などやたら鳥の巣がでてきたり(というのも鈴木まもるさんは鳥の巣研究科なのです)
- 背景の本屋さんではご夫妻の絵本がショーウインドウに飾られています
他にもページをめくるたびにつっこみどころ満載。ぜひ色々みつけて楽しんでみてください^^
おわりに
穏やかな町のパトロールから一転、子どもたちも手に汗握るカーチェイスに発展するこの絵本。乗り物好きさんならハマることまちがいなしですよ。
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