今日は「まてまてまて」というわらべうたが1冊の絵本になった『まてまてまて』を紹介します。
『まてまてまて』ってどんな絵本?
こばやしえみこさん&ましませつこさん
この絵本、作者の欄に”こばやしえみこ/案”と書かれています。このこばやしえみこ(小林衛己子)さんという方は、わらべうたの絵本をたくさん書かれていて、わらべうたや絵本を取り入れた子育ての講座もされていらっしゃいます。
そして絵を描かれたのはましませつこさん。ましまさんも数多くのわらべうた絵本の絵を担当されています。柔らかい表情の絵がとても素敵です。
「まてまてまて」ってどんなわらべうたなの?
「まてまてまて」はわらべうたとなっていますが、特に決まったメロディがあるわけではないようです。なので、この絵本を読む時も「わらべうた」という枠にとらわれず、赤ちゃんと遊びながら自然と出てきた言葉、イントネーションで歌ってあげるといいと思います。
『まてまてまて』あらすじ
ハイハイしている赤ちゃんを、うさぎのぬいぐるみ、あひる、くま…たくさんの動物達が追いかけていきます。そこに誰かの手が伸びてきて、最後は…!?
『まてまてまて』みどころ
それでは『まてまてまて』の中で私が好きなところをいくつか紹介しますね。
追いかけられるの大好き!!
ハイハイが出来るようになった赤ちゃんを、まてまてーと追いかけてみると、とっても嬉しそうにケタケタ笑いながら逃げ始めます。まてまてーしたら逃げるんだよ、なんて誰が教えたわけでもないのに、まるで生まれつきインプットされているかのように大喜び。この時の笑顔がたまらなく可愛いんです!!
そんな楽しい追いかけっこ遊びがまるごと絵本になったのが、この『まてまてまて』なんですね。
楽しみながらたくさんハイハイできる
長男が小さい頃からお世話になっている保育士の先生方に「とにかくたくさんハイハイさせてあげて」「ハイハイする期間が長い方がいいのよ~」と何度も言われました。この時期に背筋をしっかり使って体を動かすことはとても大切なんですね。
赤ちゃん自身も、初めて自分だけの力で行きたい場所に行けるようになった喜びはとても大きいと思います。そんな誇らしい気持ちを、楽しみながらしっかり満たしてあげられるのがこの「まてまて遊び」。
たくさん読んであげると、そのうち絵本の表紙を見るだけで「まてまてー」をせがんでくるようになるかも(笑)!?
最後の一言にぬくもりが詰まってます
ページをめくる度に1匹ずつ増えながら、動物のぬいぐるみたちが赤ちゃんを「まてまてまて」と追いかけます。そして最後に伸びてくるのが大好きなお母さんの手。みーんな一緒に「つかまえた」
この瞬間が赤ちゃんにとってはたまらないはず。もちろんお母さんにとってもですね。
お膝にのせてこの絵本を読んであげている時も、この「つかまえた」の瞬間に赤ちゃんをギューっとしてあげるととっても喜びます。
我が家の1歳の次男はもちろんのこと、3歳半の長男もまだまだ大喜びですよ。
おわりに
わらべうたを子育てに取り入れてみると、「あぁ、今日は赤ちゃんと何して遊んだらいいんだろう…」という悩みが、自分の中で少し軽くなりました。
同じ気持ちを感じたことがある方!!今回紹介した簡単なわらべうた絵本から、試しに読んであげてみてください。
絵本がそのまま遊びにつながるので、とても良いスキンシップの時間が過ごせると思いますよ。
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