こんにちは。スーザ(@ouchidesugosou)です。
これだけスマホが当たり前の時代になると、手紙が届くことってあまりないかもしれませんね。子どもの頃は、文通したり交換日記したり、授業中にこっそり手紙回したりしていたんですけどね。今の子ども達はそういうのも全部LINEですませちゃうんでしょうか。
今日ご紹介する絵本は、そんな現代の子どもたちにも『自分宛ての手紙が届くこと』を体験してもらえるという、夢の様な絵本です。
絵本で手紙を体験!?っていったいどういうことなんでしょう。
『こんにちは おてがみです』出版の経緯
福音館書店からでている、絵本の月刊誌『こどものとも』を知っていますか?幼稚園や保育園の頃毎月届いていたよーという方も多いんじゃないでしょうか。私もその一人です。
この『こんにちは おてがみです』という絵本は、『こどものとも』の50周年を記念して出版された絵本なんです。福音館書店の「編集担当からのメッセージ」にはこんなことが書かれていました。
「こどものとも」の中には子どもたちの大事なともだちがたくさんいます。そのともだちから自分に手紙がきたらどんなに嬉しいだろう。そこでできたのが『こんにちは おてがみです』の絵本です。
「ぐりとぐら」をはじめ「だるまちゃん」や「ばばばあちゃん」などからの10通の手紙を入れました。大好きなともだちから手紙をもらって封を開けるときのどきどきする気持ちを味わえるように本物の封筒のなかに読者の「あなた」への手紙が入っています。
福音館書店さん、粋なことをしてくれますよね。子どもの喜ぶポイントを知り尽くしてらっしゃる^^
どうやって手紙が届くの?
では、絵本なのに封筒に入った手紙が届くってどういうことなのか、我が家に実際に届いた手紙を少しお見せしますね♪
まず表紙をめくると、人気絵本『ゆうびんやさんのホネホネさん』が手紙を配達するシーンが。

そしてページをめくると…封筒が!!表にはちゃんと宛先が書かれてます。宛名は自分の子どもの名前を記入できるようになっています。

この封筒をあけると、中からちゃんと手紙がでてきます。これが10通分あるんですよー。子どもたちは自分の宛名が書かれた封筒をあけ、手紙を取り出して読むという体験を絵本の中でできる仕組みになっているんですね。子どもが喜ばないはずがありません。
誰から手紙が届くのか
手紙の送り主は、『こどものとも』の人気絵本にでてくる登場人物たち10組です。
- 『ぐりとぐら』シリーズのぐりとぐら
- 『あさえとちいさいいもうと』『いもうとのにゅういん』のあさえ
- 『だるまちゃん』シリーズのだるまちゃん
- 『やまんばのむすめまゆ』シリーズのまゆ
- 『ばばばあちゃんのおはなし』シリーズのばばばあちゃん
- 『きつねのきっこのおはなし』シリーズのきっこ
- 『やっぱりおおかみ』のおおかみ
- 『たろう』シリーズのたろう
- 『エンソくん きしゃにのる』のエンソくん
- 『やなぎむらのおはなし』シリーズのやなぎむらのむしたち
知ってる登場人物はいましたか?もしいたら、この絵本を楽しめること間違いなしですよ!!
登場人物達が手紙で知らせたかったこと
この10組の登場人物たちは、子どもたちに何を伝えたくて手紙を書いてくれたのでしょう。10通の手紙によると、どうやら「こどものともひろば」というところでとっても楽しいことが起こるらしいんです。だから君もおいでよってことを知らせてくれるお手紙だったんですね。
全てのお手紙を読み終わると、最後には「こどものともひろば」でのお楽しみが待っています。6ページ分の大きな紙が折りたたまれていて、広げると大好きな『こどものとも』の登場人物たちで埋め尽くされています。
全部で109冊分の『こどものとも』の登場人物が「こどものともひろば」に集まっているのだそう。
これ、『こどものとも』好きとしてはもう、たまらんですよ(笑)息子のはしゃぎようも半端じゃないです。寝る前読む絵本にこれを持ってきた日には、ある意味悪夢です。このページでキャラクター探しが延々続き、好きなキャラを見つけるたびにテンションうなぎのぼりですから、寝るどころじゃないです(笑)昼間読むことをおすすめします(笑)
おわりに
ということで、今日ご紹介した『こんにちは おてがみです』。知ってる登場人物を見つけた方はぜひチェックしてみてくださいね。どれも知らないなぁという方は、一度お手紙をくれた10組の登場人物がでてくるお話を読んでみてください。『こどものとも』50年の歴史の中でも特に人気の作品ばかりですので、必ずお気に入りがみつかると思いますよ。
実はこの『こんにちは おてがみです』には続編があります。『こどものとも』創刊700号の記念として出版されていて、タイトルは『こんにちは また おてがみです』。こちらで見開きページなどの写真も掲載して紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね。

※絵本の表紙、見開き写真は、福音館書店ご担当者様の許可を得て掲載しています。
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