今回ご紹介するのは数々の名作絵本の生みの親、パット・ハッチンスさんの『おまたせクッキー』です。
『おまたせクッキー』あらすじ
リンク
ビクトリアとサムのお母さんがクッキーをたくさん焼いてくれました。2人で分けると6つずつ。
さあ食べようというところにピンポーンとドアベルの音が。おとなりのトムとハナです。
クッキーを分けると1人3つずつ。そこへまたまたドアベルの音が。ビクトリアとサムは美味しそうなクッキーをたくさん食べられるのでしょうか。
お母さんのセリフにも注目です。
タイトル | おまたせクッキー |
作者 | パット・ハッチンス/さく 乾侑美子/やく |
出版社 | 偕成社 |
初版年月日 | 1987年 |
対象年齢 | 4才から |
我が家で読んだ時期 | 幼稚園~小学生 |
『おまたせクッキー』レビュー
なぜだかハッチンスの絵本が幼少期から大好きな次男。この『おまたせクッキー』ももう何度も読んできました。幼い頃は単純に喜んで聞いていたのが、小2の今久しぶりに読んでみると、今までとは違った複雑な感情も味わったようで、絵本って本当に何年も何年も楽しめるなあと実感しました。
次々と鳴るドアベルに、「えーお母さんもうドアあけないでよー」と不満げな息子たち。絵の中のビクトリアとサムたちの表情もだんだんと曇ってきます。…とそこへ!?
さあ最後はどうなってしまうのか、ぜひぜひ実物の絵本でたしかめてみてください。ハッチンスさんの絵本の構成は毎回秀逸ですが、今回もはじまりのクッキーの枚数がポイントですよね。小学生で掛け算や割り算を習い始めたら、12という数字の面白さに気付くかも。
リンク
英語版の原書は『The Doorbell Rang』
リンク
パット・ハッチンス(Pat Hutchins)さんはイギリスの作家さんなので、原書は英語です。英語バージョンで楽しみたい方は、こちらをご覧になってみてください。
ハッチンスさんの他の絵本はこちら。