こんにちは。スーザ(@ouchidesugosou)です。
今日は『ねぼすけスーザ』シリーズの3作目、『ねぼすけスーザとあかいトマト』のご紹介です。
【関連記事】
『ねぼすけスーザとあかいトマト』スーザのあらすじ解説
いつもねぼすけのスーザ、今日はマリアおばさんのフライパンに起こされる前に目を覚ましました。今日はマリアおばさんが作った今年はじめてのトマトを町まで運ぶのです。
丘を5つ越えて市場に着いたスーザは、八百屋のホルヘおじさんにトマトを届けます。おばさんが大切に育てたトマトだから、あっという間に売れてしまうと思っていたスーザですが、ホルヘおじさんのお店にはお客さんがひとりも来ません。
それもそのはず、ホルヘおじさんのお店は市場の一番目立たない隅っこにあったのです。がっかりするスーザですが、ろばのサンチェスの鳴き声がしたのを聞いて、とってもいいことを思いつきます。麦わら帽子にトマトを入れて踊り始めたスーザ。いったい何をするつもりなのでしょうか。
『ねぼすけスーザとあかいトマト』見どころは?
小さなお楽しみ
- 「一番」素敵なもの
スーザが1作目で探して探してやっと見つけた「一番」素敵なもの。2作目の中にも登場していましたが、この3作目にもやっぱり登場しています。
- 本屋さんに並ぶのは…?
スーザが市場に向かう途中、通りで本屋さんの前を通るのですが、その本屋さんのショーウィンドウに並んでいる本の表紙にご注目。1~3作目を読んだ方は、何だか見覚えのある表紙が並んでいるのに気づくと思います^^
- 作者の広野さんが登場!?
『こどものとも』には「絵本のたのしみ」という折り込み付録がついているのですが、当時の折り込み付録の作者のことばの欄に、こんなことが書かれていたそうです。直接読んだわけではなく、インターネット上で見かけた情報なのですが…。
どうやら市場の場面のどこかに、作者の広野さんが登場しているようなのです。私自身もまだ見つけられていないんですよ。広野さんを見つけた!!という方は、ぜひ教えて下さい!!
「絵本のたのしみ」どこかで手にはいらないかなぁ。図書館には保管してあるんでしょうか??母さん、「絵本のたのしみ」も捨てないでとっておいて欲しかったー!!「こどものとも」をこうして残してくれてるだけでもありがたいことですけどね(笑)
スーザの笑顔がたくさん
今回のお話ではスーザの笑顔がたくさん見られて、読んでいるこちらも元気をもらえます。
麦わら帽子にトマトを入れて、笑顔で何かを始めるスーザ。
ホルヘおじさんから嬉しい報告を聞いて喜ぶスーザ。
市場からの帰り道、一仕事やり終えて輝くような笑顔のスーザ。
あたり一面に咲くひまわりが、スーザの気持ちを表しているようです。
おわりに
今回は、スーザに元気をたくさんわけてもらえて、とっても幸せな気分になれました。マリアおばさんが大切に育てたトマトを、たくさんの人に食べてもらいたい!!というスーザの優しい気持ちが溢れるお話です。
※絵本の表紙、見開き写真は、福音館書店ご担当者様の許可を得て掲載しています。
ブログ村に参加しています
コメント