[絵本]『クリスマスの三つのおくりもの』子どもを膝に乗せて読みたいクリスマスの絵本セット

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こんにちは。スーザ(@ouchidesugosou)です。

クリスマスまであとわずか。サンタさんが来てくれるのが待ち遠しくてしょうがない子どもたちを、お膝に乗せて読むのにぴったりの絵本があります。今日はそんな手のひらサイズの絵本を紹介しますね。

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『クリスマスの三つのおくりもの』どんな絵本?

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『クリスマスの三つのおくりもの』、どんな絵本か簡単に説明すると、

  • 福音館書店から「日本傑作絵本シリーズ」として出版されている
  • 箱型カバーに3冊の絵本が入ったセット。1冊ずつ別々に購入することも可能。
  • 作者は林明子さん

絵本マニアの私にとっては、林明子さんのクリスマスの絵本というだけでもうヨダレものですよ(笑)

このセットの素晴らしいのはこんなところです。書きたいことはたくさんありますが、3つにまとめてみました。

1.三兄弟それぞれのクリスマス

この『クリスマスの三つのおくりもの』セットは、ある3兄弟のクリスマスの様子を描いたお話です。『ふたつのいちご』はお姉さんのかすみちゃん、『ズボンのクリスマス』は弟のもっくん、『サンタクロースとれいちゃん』は妹のれいちゃんが主人公。

3冊それぞれが独立したお話なのですが、微妙につながっていて、そこが面白いです。子どもにはあえて何も言わずに読んで、自然とつながりに気付いてくれるのを待つと、楽しさ倍増ですね^^

2.手のひらサイズで子どもも気に入る

先日図書館で絵本を借りた時、全部で20冊ぐらいあったのに長男が真っ先にこの3冊をを握りしめました。この絵本たちが子どもの手で持って開くのにぴったりの手のひらサイズだからです。直感的に「これは僕が読むものだ!!」って思ったんでしょうね。

寒くなってきて人肌恋しいこの季節に、大好きなお父さんお母さんの膝にすっぽりおさまって読んでもらうのにぴったりです。

3.最後に歌の楽譜が

『ズボンのクリスマス』のお話の中に、「クリスマスのおおさわぎ」という歌を歌う場面があります。なんとその楽譜と歌詞が最後のページにのっているんですよ♪林明子さんの手書きだと思われます。

かすみ 作詞 れい 作曲 と書いてあって、歌詞は4番まであります。6小節の簡単なメロディーなので、子どもと一緒に歌うと楽しいですね。

それでは『クリスマスの三つのおくりもの』の中に入っている3作品を1冊ずつ紹介していきます。

『ふたつのいちご』

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『ふたつのいちご』あらすじ

お母さんが作ったクリスマスケーキにはいちごが三つ。かすみちゃん、もっくん、れいちゃんの分です。でもお父さんとお母さんのは?私が探してくる!とかすみちゃんはでかけます。

森の中でいちごをかごからぽろぽろ落としてしまったうさぎさんに遭遇し、「これが私のだったら…」と思いながらもハンカチを差し出します。後を追っていくと…!?

『ふたつのいちご』見開き1
ハンカチを差し出すかすみちゃん

『ふたつのいちご』レビュー

とにかく長女のかすみちゃんの優しさにやられます。私も三姉妹の長女だけど、こんなにしっかりしてなかったなぁ(笑)

  • お父さんとお母さんのいちごがないことに気付くかすみちゃん
  • ホントにいちごをさがしに行っちゃうかすみちゃん
  • うさぎが落としていったいちごが欲しいのをぐっと我慢して、ハンカチを貸してあげるかすみちゃん

純粋すぎるかすみちゃんの優しさに、はぁぁっとつい溜息がでます。お話の最後、うさぎのお母さんがいれてくれたお茶のおいしそうなこと!!

『ふたつのいちご』見開き2
うさぎのお母さんが温かいお茶をくれます

『サンタクロースとれいちゃん』

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『サンタクロースとれいちゃん』あらすじ

サンタさんがくるのが待ちきれなくなったれいちゃんは、クリスマスの夜1人でサンタさんを探しに出かけます。すると森からサンタさんが。

でもサンタさんは、れいちゃんがいくら話しかけても気が付きません。ついには落とし物と一緒にれいちゃんも袋の中にいれてしまいます。そんなサンタさんがはじめに向かったのは…!?

『サンタクロースとれいちゃん』見開き1
れいちゃんに気付かないサンタさん

『サンタクロースとれいちゃん』レビュー

子どもたち、そして今では大人になってしまった私達の誰もが昔一度は考えたであろうこと。それは…「サンタさんの袋の中が見たい!!」。

なんと主人公れいちゃんは、みんなの夢である「サンタさんの袋の中」に入れられてしまいます!!誰もが羨む展開ですね^^れいちゃんになかなか気付いてくれなかったサンタさんですが、最後はれいちゃんをベッドに寝かせてとびっきりすてきな贈り物をくれますよ。

『サンタクロースとれいちゃん』見開き2
サンタさんの袋の中で揺られるれいちゃん

『ズボンのクリスマス』

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『ズボンのクリスマス』あらすじ

おじいちゃんとおばあちゃんの家で開かれるクリスマスパーディーに出かけるのに、もっくんはズボンも履かずにプレゼントに夢中。みんなはもっくんをおいて出かけます。

それでももっくんが出かけようとしないのでズボンが待ちきれずに外に飛び出します。あっという間にかすみちゃんやれいちゃんを追い越して、ズボンともっくんが飛び込んだ先は…!?

『ズボンのクリスマス』見開き1
ズボンがもっくんをつんつん

『ズボンのクリスマス』レビュー

かすみちゃんのお話もれいちゃんのお話もほんわかムードだったのに対して、もっくん(いやズボン!?)が主人公のこのお話はなかなかのスピード感。遊びに夢中で全く言うことを聞いてくれないのも、親近感湧きますね(笑)

でもまさかズボンが一人で出かけて行っちゃうとは誰が想像するでしょう。びゅんびゅん先を行くズボンを追いかけるもっくんが今にも絵本から飛び出してきそうです。

もっくんが夢中になっているおもちゃは…どこかででてきましたね^^探してみてください。

『ズボンのクリスマス』見開き2
ズボンを追いかけるもっくん

おわりに

本当に小さな絵本なのに、3冊それぞれに林明子さんの絵の温かさがたっぷり詰まっていて、贅沢なセットです。クリスマス一色!!って感じのお話でもないので、普段寝る前の読み聞かせにもいいと思います。ぜひお子さんと読んであたたまってくださいね。

クリスマスプレゼントには3冊セットで!

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※絵本の表紙、見開き写真は、福音館書店ご担当者様の許可を得て掲載しています。

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