こんにちは。スーザ(@ouchidesugosou)です。
今日は、片山健さんの「コッコさん」シリーズの中から、『コッコさんのおみせ』を紹介します。
『コッコさんのおみせ』ってどんな絵本?
シリーズ5作目
片山健、片山令子ご夫妻のお子さん ことこちゃん がモデルの「コッコさん」シリーズ。『コッコさんのおみせ』はそのシリーズ5作目の作品です。
今回はコッコさんの家族が勢揃い。お父さん、お母さん、お兄ちゃん、みんなでてきます。
『コッコさんのおみせ』あらすじ
コッコさんがお菓子屋さんをはじめました。でもお客さんは誰も来ません。果物屋さん、カレー屋さんとお店を変え、家族みんなに声をかけますがやっぱり誰も来ません。
そこで今度はカレーの出前をすることに。するとどうでしょう、みんな食べてくれるのです。
そんなコッコさんのお家の今日のメニューは…!?
『コッコさんのおみせ』みどころ
コッコさんのおもちゃの使い方が素敵
コッコさんが持っているおもちゃには、時代を感じる懐かしい物がけっこうあって、大人の方がついじっくり眺めてしまいます。昔薬局でよくもらっていた緑色のカエルの指人形(ケロヨンというのかな?)とか、クッキーの丸い缶とか。
お客さんが来ないので、お菓子屋さん、果物屋さん、カレー屋さんと次々にお店を変えていくコッコさんですが、その度にコッコさんやくまのぬいぐるみの衣装まで変わっていて、凝っています。
片山健さんの遊び心
お父さんが新聞を読んでいる場面があるんですが、その新聞の記事に吹き出しました。だって「片山首相は笑う」にこの絵ですよ。
さらに右下の雪だるまの広告?も気になります。
そしてお父さんの後ろの本棚にも、魅力的なタイトルの本が並んでいるので、ぜひ見てみてください。私はこのページだけでもニヤニヤが止まりませんでした(笑)
お母さんのカレーの安心感
コッコさんがカレーの出前を家族みんなに届け、一息ついているところに、とても良い匂いがしてきます。するとお母が「コッコさん、ごはんよ。」
そしてテーブルの上に並んでいたのがコッコさんの大好きなカレーとサラダです!!
私、このシーンが本当に大好きなんです。これだけ少ない言葉なのに、お母さんの料理のぬくもりがこれ以上ないくらい表現されていて、胸の奥にぐっとくる。すごいです。
最後のページでカレーを食べているコッコさんの、幸せそうな表情が何ともいえません。
ごっこ遊びがより楽しくなる
この『コッコさんのおみせ』は、はじめ「こどものとも年少版」として出版されています。なので対象年齢の目安は2~4歳ぐらいだと思いますが、このぐらいの子どもたちの中で鉄板の遊びが、おみせやさんごっこですよね。
我が家の長男もまさにお店やさんごっこ適齢期(笑)昨日も今日もプラステンをお財布に入れてお店やさんしていました。
そんな時にこの絵本を読むと、そりゃあもうすごい反応いいですよね^^
おわりに
ということで、今日はコッコさんシリーズの中の1冊『コッコさんのおみせ』を紹介しました。
お店やさんごっこにハマっているお子さん、カレーが大好きなお子さん、カレーだけじゃなくってお母さんのお料理が大好きなお子さん。みんなが楽しめる作品です。
※絵本の表紙、見開き写真は、福音館書店ご担当者様の許可を得て掲載しています。
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