今日は0歳の赤ちゃんから楽しめる「はたらくくるま」の絵本を紹介します。
「三浦太郎のはたらくくるま」シリーズってどんな絵本?
まずはじめに、「三浦太郎のはたらくくるま」シリーズについて簡単に説明しますね。
0~1歳の赤ちゃんから楽しめる「はたらくくるま」絵本
我が家の長男が1~2歳の頃、好きすぎて図書館で何度も貸出延長していたのがこの3冊です。その頃の私は、こんな小さい赤ちゃんの頃から働く車に目を輝かせるものなのかということに驚きを隠せませんでした。
そんな小さいうちから楽しめる「はたらくくるま」絵本がこの三浦太郎さんのシリーズです。
赤ちゃんは「いないいないばあ」をとっても好みますが、この絵本たちも、「いないいないばあ」の形式と似た形式で作られています。
- 「運んでください」→「まかせとけ!」
- 「とどくかな」→「とどいた!」
- 「もちあげます」→「よいしょ」
この単純明快な動きの繰り返しが、赤ちゃんを惹きつけるんじゃないかなぁと私は思っています。
聞き慣れない働く車たちも登場
働く車に全く興味がなかった私ですが、長男が働く車の絵本をとにかく好むので、どんどん車の名前を覚えるようになりました。
特にこの3冊は、初めて聞くような名前の車たちもけっこうでてきて本格的。ダンプカーの中にもオフロードダンプカーというのがいたり、トラックの中にもカーゴトラック、セルフローダートラックなんていうのがいたり。
読んでいる大人の方が勉強になって「ほほー」と思ったりしてしまうのです。
三浦太郎さんの言葉
大きな働く車。いかにもすごい動きをしそうなもんですが、三浦太郎さんはその動きを観察されているうちにこんなことに気づかれたんだとか。偕成社さんHPより。
その見た目とはうらはらに、重機の動きは、意外にも、単純な反復運動にすぎません。「はたらくくるま」は、自分の得意とする動きを「よいしょ」とリズミカルに、また、ときには「とどくかな」と緊張感を持ってくりかえすことで、大きな作業を完成させていくのです。そして、ほかの重機と連携し、「まかせとけ」と作業を助け合うことで、より複雑な作業現場に対応していくことができるのです。
さらにはこんなお言葉も。
この絵本を描き終えて、ぼくの描きたかった「はたらくくるま」とは、子どもたち自身なのだと気づきました。自分一人ではまだなにもできないかもしれないけれど、できることをゆっくりと積み重ね、ときには友達と力を合わせながら、強く生きて欲しい。そう願ってやまないのです。
自分の得意な動きを一生懸命こなす働く車たちに、子どもたちが夢中になる理由がわかる気がしますね。
それでは1冊ずつ紹介していきますね。
『よいしょ』
運んだ土を「よいしょ」と下ろすダンプカー、重い荷物を「よいしょ」と持ち上げるフォークリフト。人間には難しい動きも、働く車たちにとってはなんのその。
道端で頑張っている働く車達を見かけると、この絵本のように「よいしょ」とつい声に出してしまいそうになります。
『とどくかな』
鉄骨を釣り上げたり、荷物を持ち上げたり、ビルの上の火事を消したり。高いところでも働く車たちは大活躍ですね。
この『とどくかな』では、人や物を高いところに持ち上げるのがお仕事の、クレーン車、フォークリフト、消防自動車などが出てきます。
重い荷物を上に持ち上げて、しっかり仕事をやり終える働く車たちに、子どもたちの目は輝きっぱなしです。
『まかせとけ』
1台では1つの動きしかできない働く車たちも、他の仲間と協力すれば色んな仕事ができるようになります。
- パワーショベルやホイールローダーがすくった土を、ダンプカーが運んでくれたり
- 故障した乗用車をレッカー車が運んであげたり
- 道路を走れないパワーショベルをセルフローダートラックが運んであげたり
「まかせとけ!」と仲間を助ける働く車たちの頼もしいこと。
こんな風に自分の得意なことで友達を助けることができたら嬉しいですね。
「三浦太郎のはたらくくるま」シリーズ 3冊セットも
この3冊は、同時に手元において読み比べると、より一層楽しめるようです。図書館で3冊同時に借りた時には必ず3冊一緒に大事に抱えて「読んで」と持ってきていました。
働く車に目を輝かせる子どもたちにはとっても喜ばれるプレゼントになりそうですね。
おわりに
大きいからだ、大きい動き。「大きくなったらダンプカーを運転するんだ」と意気込む長男を見ると、つい働く車の絵本に手が伸びてしまいます。これからも道端で見かける度に、たくさん刺激をうけるんだろうなと思います。
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