こんにちは。スーザ(@ouchidesugosou)です。
今日は『ねぼすけスーザ』シリーズ5作目の、『ねぼすけスーザのオリーブつみ』をご紹介します。
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『ねぼすけスーザのオリーブつみ』スーザのあらすじ解説
いつもねぼすけのスーザですが、今日はマリアおばさんと一緒に目を覚ましました。今日はオリーブつみのお手伝いの日です。村の人々が集まって、オリーブ摘みの始まりです。
スーザも手の届くところから摘んでいきますが、上の方になっている実に手が届かず試行錯誤。周りの大人達は はしごを使っていますが、スーザにはありません。そんな時に、サンチェスの鳴き声を聞いていいことを思いつきます。
サンチェスの背中に乗ったスーザはまたオリーブを摘みはじめました。サンチェスが少しずつ移動してくれるので、はしごをのぼったり降りたりしなくても大丈夫。サンチェスの上で立ち上がれば、もっと高いところの実も摘むことができます。
みんなで摘んだオリーブの実をキンテロおじさんの家に運び、今年はじめてのオリーブの油を絞ります。スーザもサンチェスも、油をなめてみました。
その夜は、みんなで集まって今年はじめてのオリーブの油に乾杯です。楽しい夜を過ごしたスーザ、次の日は早く起きられたでしょうか…?
『ねぼすけスーザのオリーブつみ』みどころ
オリーブ収穫から油になるまでの様子が新鮮
オリーブの木って、日本ではあまり馴染みがないですよね。オリーブの生産地と言うと、勝手にイタリアを想像していましたが、スペインがダントツの1位なんですね。
『ねぼすけスーザ』シリーズの舞台はスペインですので、本場のオリーブオイル作りをその場で体験しているような感覚で楽しめました。オリーブの実からどうやってオリーブオイルが作られるのか、この絵本で初めて知ることばかりで新鮮です。
オリーブを育てるところから始まって、膨大な数のオリーブの実をひとつひとつ丁寧に収穫して、石臼で挽いて。私達が口にする物は全て、農家の方々のご苦労があってこそですね。子どもたちもこの絵本を読んでそれを感じてくれるかもしれませんね。
サンチェスの活躍
色々な方の『ねぼすけスーザ』シリーズのレビューを読んでいると、サンチェスのファンだという人がけっこういるんですよね。特に子ども達は、サンチェスの優しい目に惹かれるみたいです。
我が家の長男も、「ろば」というとサンチェスが思い浮かぶようで、他の絵本にろばが出てくると、「これサンチェス!?」と聞いてきます(笑)
そんなサンチェス、今回はスーザのオリーブ摘みのお手伝いで大活躍です。まつげがくるんと上をむいている可愛らしい横顔や、今年はじめてのオリーブのあぶらをなめさせてもらっているところなど、いろんな表情のサンチェスが見られますよ。
おなじみの小さなお楽しみ
- 「一番素敵なもの」
今回はオリーブ摘みのお話なので、いつもの「一番素敵なもの」(※1作目参照)は出てこないかな?と思いましたが、やっぱりありました。上にねこのベルダがのっていますね。探してみてくださいね。
- スーザが着ているのは…?
スーザが着ている服をよ~く見てみてください。あっこの服は!!そうです、4作目にでてきたあの洋服ですね。とっても気に入って着ている様子が伝わってきますね^^
おわりに
今回のスーザでは、スペインならではのオリーブ摘みの様子を、まるで本当にその場にいるかのような感覚で楽しめました。なかなか子どもにさせてあげられないことも、こうして絵本を通して疑似体験できるので、やっぱり絵本っていいですね^^
※絵本の表紙、見開き写真は、福音館書店ご担当者様の許可を得て掲載しています。
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