[絵本]『せんろはつづく』永遠に読んでコールが続く電車の絵本

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こんにちは。スーザ(@ouchidesugosou)です。

今日は電車好きさん必見のこんなシリーズ絵本を紹介します。

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せんろはつづく』 竹下文子/文 鈴木まもる/絵
せんろはつづく まだつづく』 竹下文子/文 鈴木まもる/絵
せんろはつづく どこまでつづく』鈴木まもる/文・絵

金の星社

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『せんろはつづく』シリーズって?

この『せんろはつづく』という絵本、実はシリーズになっていて、金の星社さんから現在3冊出版されています。我が家の乗り物狂長男が愛して止まないシリーズとなっております。

作者は竹下文子さん、挿絵は鈴木まもるさん。このお二人はご夫婦で、他にもたくさん乗り物絵本を手がけられていますよ。少しずつ紹介していきますので、乗り物好きのお子さんをお持ちの方はぜひチェックしてみてくださいね。

では簡単にそれぞれの作品を紹介していきますね。

『せんろはつづく』―1作目

子どもたちがひろーいのっぱらに線路をつなげていきます。途中で山や川や大きな池などに出くわしても、立ち止まることなくこんな調子。

やまがあった どうする?  あなをほろう トンネルだ

かわがあった どうする?  はしをかけよう てっきょうだ

最後は線路の端と端がつながって、みんなで列車に乗り出発です。

『せんろはつづく まだつづく』―2作目

またまた子どもたちが線路をつなげていきますが、前作よりもぐんとスケールアップ。途中で出くわしたのは、一面に広がるすいか畑やあひるの大群!!さらには高くそびえ立つ崖に深い深い谷。

大人だったら頭を抱えて立ちすくみそうですが、さすがは頭の柔らかい子どもたち。踏切やループ橋、ジェットコースターまで作ってしまいます。

『せんろはつづく どこまでつづく』―3作目

3作目はちょっと変わって、線路をつなげながら色々な種類の列車を連結していきます。

鉄道好きさん大興奮の、新幹線、貨物列車、ディーゼル機関車、ブルートレインという豪華ラインナップです。ながーいながーい列車になって、流れ星の輝く夜空の下を走ります。

最後はそれぞれの列車を車庫入れして、おしまいです。

『せんろはつづく』シリーズが生まれた背景

作者の竹下文子さんと絵を描かれた鈴木まもるさん、実はご夫婦なんですよ♪他にも多くの乗り物絵本を出版されていますが、その背景にはお二人が溺愛する乗り物大好きな息子さんの存在があったのだそう。なんと絵本ナビさんで、この『せんろはつづく』シリーズがどのように生まれたのかを、鈴木まもるさんにインダビューされている記事を見つけました。

インタビューの中でこのように語っておられましたが…

この絵本のシリーズでは、きっとプラレールで遊びたくなるだろうな・・・って(笑)。うちの子がそうだったんですけど、絵本を見て、実際にやってみたくなって遊ぶ。でもある程度、遊びで満足すると、また絵本が見たくなる…という(笑)

我が息子、完全に鈴木さんの罠!?にハマっております(笑)物語が生まれた背景を知ると、読んでいる方もより楽しめますね。

繰り返し読みたくなる理由

乗り物好きの長男が『せんろはつづく』シリーズを何度も読みたくなる理由を、私なりに考えてみました。

リズムがいい

子どもってリズムよくとんとんとんっと話が進んで行くのが好きですよね。あとは繰り返し表現も喜びます。この絵本も

「どうする?こうしよう!」 「どうする?こうしよう!」

とリズムよくお話が進んでいき

「どうする?そんなときは?●●しよう」

というフレーズが繰り返しでてきたりします。

たぶん子どもが遊んでいるときって、大人みたいに余計なことをぐだぐだ考えずにどうしよう、こうしようってどんどん遊びを発展させていってると思うんです。まさにそのリズムがこの絵本で再現されているので、自然にこの絵本の世界に入っていけるのかな、と思いました。

創作意欲が刺激される

普段の積み木遊びやレール遊びでは、自分が思いついたものを作って遊ぶことがほとんどです。でもこの絵本の中では、自分と同じような小さい子どもたちが、自分では考えつかないような大きいスケールのトンネルやらループ橋やらジェットコースターやらを作っていくので、創作意欲が刺激されるんじゃないでしょうか。

温かいまなざし

私がこのご夫婦の作品を読んでいていつも感じるのが、お二人の温かさが絵と文章ににじみでている、ということです。

子どもって、「周りの大人が見守ってくれていると感じられて初めて、安心して自分の世界で遊びを始められる」といいますよね。この『せんろはつづく』シリーズにも、そんな場面がたくさんあります。

子どもたちが線路をつなげているのを、優しい表情で見守るお母さんが描かれていたり、すいか畑のおじさんが、笑顔で子どもたちに手を振っていたり。鈴木まもるさんの絵は温かさであふれています。

そしてページをめくっていると、全てのページに生き物が描かれているんですよね。これがもし、子どもたちと線路だけしか描かれていなかったら、ここまで多くの人に愛される作品になってなかったんじゃないかと思うんです。この絵本を読む子どもたちは、作者のお二人の温かさを、目と耳で感じているんでしょうね^^

おわりに

今日は乗り物好きの息子が愛して止まない『せんろはつづく』シリーズをご紹介しました。鳴り止まない「読んで読んでコール」に付き合えるのも、息子が小さい今だけなんだということを忘れず、優しく対応したいものです(笑)

※絵本の表紙、見開き写真は、金の星社ご担当者様の許可を得て掲載しています。

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