今回ご紹介するのは瀬田貞二さん&林明子さんコンビのロングセラー絵本『きょうはなんのひ?』です。
1979年初版発行のこの絵本、幼少期に読んでもらった記憶のある方も多いのではないでしょうか。もちろん私もその1人。親子2代で楽しんでほしい絵本です。
『きょうはなんのひ?』あらすじ
朝、まみこはお母さんにこんな歌を残して学校に行ってしまいます。
おかあさん、きょうは なんのひだか、しってるの?
しーらないの、しらないの、しらなきゃ かいだん 三だんめ
『きょうはなんのひ?』
お母さんが「かいだん三だんめ」を見てみると、そこにはお手紙が。そしてそのお手紙にはまた次の”ご案内”がまみこの字で書いてあるのです。
こうして次々見つかるまみこのお手紙に翻弄されながらも楽しそうなお母さん。いったいまみこがお母さんに伝えたかったことは何なのでしょうか?
タイトル | きょうはなんのひ? |
作者 | 瀬田貞二/作 林明子/絵 |
出版社 | 福音館書店 |
読んであげるなら | 5,6才から |
自分で読むなら | 小学校中学年から |
我が家で読んだ時期 | 年中~小4 |
『きょうはなんのひ?』レビュー
私自身幼稚園~小学校の頃に大大大好きだったお話です。お手紙を書いてまみこごっこのようなことをした記憶もあるぐらいです。
大人になって読み返すと、「小学生でこんな大人びたサプライズ、思いつくかなー?」なんて現実的なことを考えながら我が子とまみこを見比べてみたりするわけですが(笑)
それでもやっぱりまみこのお手紙作戦には当時本当にドキドキワクワクさせられたものでした。
今回久しぶりに小4と小2になる息子たちと読み返してみたところ、かなり楽しんでいました。やはり幼稚園の頃に読んでいた時は、まみこのお手紙の意味をあまり理解していなかったようです😇まるで初めてよんだかのような感想をいただきました。
工作や書くことが大好きな長男は
「僕もこんなのやってみたーい!!」
次男は最後のまみこのしかけを発見した途端、ページを戻して楽しんでいました。
林明子さんのしかけも楽しもう
林明子さんの絵本には、絵をよく見るといろいろな発見があるのですが、今回も各ページの絵をよーく見ると、文字では語られていないあんな発見やこんな発見が。読者のみなさんご自身で見つける喜びを体感してほしいので、ぜひ目を凝らして探してみてください。
普段から絵を読むことで絵本を楽しんでいる子ども達の方が、先に読み取っているかもしれませんね。
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