こんにちは。スーザ(@ouchidesugosou)です。
今日は馬場のぼるさんの「11ぴきのねこ」シリーズの3作目である、『11ぴきのねことぶた』を紹介します。
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『11ぴきのねことぶた』ってどんな絵本?
まずは『11ぴきのねことぶた』について簡単に説明しますね。
シリーズ3作目
全部で6作品ある「11ぴきのねこ」シリーズの3作目にあたる作品です。今回はねこたちの他に、ぶたさんが登場します。終始ねこたちに振り回されっぱなしでタジタジのぶたさんに若干同情しつつも、やっぱり憎めないねこたち。
馬場のぼるさんの作品らしいシュールな場面もあったりします。詳しくは後ほど^^
『11ぴきのねことぶた』あらすじ
車に乗って旅に出た11ぴきのねこ。丘の麓にからっぽの古い家があるのを見つけます。汚なかった家の中も、掃除をするとピカピカに。ここをすみかにしようと決めました。
そこへ一匹のぶたがやってきます。「自分のおじさんの家が確かにこの辺りなんだ」と言いますが、ねこたちはぶたを追い返してしまいます。
困ったぶたは、一人で家を作り始めます。ところが雨が降ってきて作業ができません。そんなぶたを見て、ねこたちも家づくりを手伝うことに。みんなで協力してやっと家が完成したのですが…!?
『11ぴきのねことぶた』みどころ
それでは、『11ぴきのねことぶた』の中で、私が気に入っているところを紹介しますね。(ネタバレ注意です!!)
おじいさんの写真が…
ねこ達がすみかにした家を訪れたぶたが、「おじさんの家が確かにこの辺りだ」と言うんです。ねこたちはすぐに追い返してしまいますが、実はぶたさん、間違ってなかったんですね~。
ぶたが訪ねてくるもっと前、ねこ達がこの家を掃除している時には、部屋にぶたのおじいさんの絵(か写真?)が飾られていたんです。
その額縁がいつの間にか外され、ぶたを招き入れた時には裏返しにされ、代わりにとらねこたいしょうのご先祖様のようなねこの絵が飾られています。
文章では一切触れられていませんが、絵でちゃんと物語られています。この辺りの流れが本当にシュールですね~。
床の隅に追いやられたぶたのおじさんの額縁ですが、最後にもう一度登場しますので確認してみてくださいね。
今回も突っ込みたくなるオチ
「11ぴきのねこ」シリーズは、どの作品も最後に「えー!!ちょっとちょっと!!」と思わず突っ込んでしまいたくなるオチが待っています。もちろん今回も。
ぶたさんの家づくりを手伝ってあげていたはずだった11ぴきのねこたちですが…。みんなで頑張って作ってやっと完成したその家にはなんと、予想外の看板が!!そして絶句するぶたさん。
いったい何が起こったのか、こちらもぜひ実際に読んでねこたちに突っ込んでみてください(笑)
おわりに
3歳半の長男が、最近この『11ぴきのねことぶた』をとっても気にっています。ただ、まだ最後のオチの部分は完全には理解していない様子。全部理解した時、いったいどんな反応をするのでしょう。
まだまだ長く楽しめそうな「11ぴきのねこ」シリーズです。
※記事中の表紙・見開き画像はこぐま社ご担当者様の許可を得て掲載しております。
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