[絵本]『ぞうくんのあめふりさんぽ』36年ぶり「ぞうくんのさんぽ」待望の続編

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こんにちは。スーザ(@ouchidesugosou)です。

今日は、名作『ぞうくんのさんぽ』が生まれてから36年ぶりに登場した続編『ぞうくんのあめふりさんぽ』を紹介します。

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ぞうくんのあめふりさんぽ』 なかのひろたか/さく・え 福音館書店
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『ぞうくんのあめふりさんぽ』続編はいったいどんな内容?

まずは『ぞうくんのあめふりさんぽ』について簡単に説明しますね。

続編まで36年たった理由は?

福音館書店さんのホームページに、『ぞうくんのあめふりさんぽ』誕生までのお話が掲載されていました。

確かに、あれだけ単純明快なお話の続きを作るわけですから、よっぽどの閃きがないと難しいですよね。でもそこはさすがの なかのひろたかさん。子どもも親も「そうきたかー!!」と唸ってしまう展開に。

そして36年もの長いブランクを感じさせないぞうくん達の表情の秘密は、なかのさんのプロ根性にあったのですね。

作者のなかのひろたかさんは、今回の絵を描くにあたって、1作目の原画を保管してある美術館からわざわざ取り寄せ、1作目を描いた当時の感覚を取り戻しながら、この長い空白の時間を超えた、見事な続編を仕上げてくださいました。

本当に、誰が見ても36年ぶりの作品だとは思わないでしょう!!

『ぞうくんのあめふりさんぽ』あらすじ

あめふりでもご機嫌のぞうくんは、今日もお散歩に出かけます。かばくんを誘うと、「池の中ならいいよ」とお返事が。池がだんだん深くなり、泳げないぞうくんはかばくんの背中に乗せてもらいます。するとわにくん、かめくんもどんどん下に入って乗せてくれて…。

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「それなら ぼくも のせてあげる」
タイトルぞうくんのあめふりさんぽ
作者なかのひろたか/さく・え
出版社福音館書店
読んであげるなら3才から
自分で読むなら小学校低学年から
我が家で読んだ時期年少~年長

『ぞうくんのあめふりさんぽ』レビュー

それでは『ぞうくんのあめふりさんぽ』の中で私が気に入っているところを紹介します。

そうきたか!!と予想外の展開に

前作『ぞうくんのさんぽ』では、ぞうくんの上にかばくん、わにくん、かめくんがどんどん乗せてもらっていました。でもいったい続編ではどんな展開になるんだろう…。とわくわくしながらページをめくったんです。

まず、ぞうくんが今度は一番上で乗せてもらう立場になっていることに驚きます。なるほどー!!

そしてさらに注目なのがこの後です。

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「うわーっ」

この後、1作目と同じ展開になるかと思いきや…!?「なんと!!そうなっちゃうの!?」と読みながら言っちゃいそうでしたよ私は。ぜひ読んで確かめてみてくださいね♪

雨の日の散歩が楽しみに

大人の目線で読み始めて、まず気になるのがこのフレーズ。

きょうは あめふり。
ぞうくんは ごきげん。

ここを読んで、「あめふりでもご機嫌かぁ。私だったら雨の日絶対外出たくないわ~。」なんて超現実的なことを考えてしまったわけですが…(汗)

その時ふと、「でもこれって、もしかしたら子どもも一緒なんじゃ!?」って思ったんです。自分が濡れたり手間がかかるのが嫌だから敬遠してしまっていた雨の日のお散歩。

でも子どもにとっては晴れの日も雨の日も関係ない。いつだって大好きな人とのお散歩は楽しいものなんです。

さらにこの『ぞうくんのあめふりさんぽ』で、いつもと全く逆の展開でお話が進んでいったように、雨降りってだけでいつもと全然違うお散歩を楽しめちゃうかもしれないんですよね。そんな楽しみを自分の気持ちだけで奪ってしまっていたのかもしれません。

この絵本を読んだら、雨の日にお散歩するのって実は楽しいのかも…今度は子どもと一緒に長靴履いてお散歩してみようかな。なんて気になってしまうのです。

おわりに

憂鬱な雨の日も、絵本の中には楽しい世界が広がっています。『ぞうくんのあめふりさんぽ』もそんな1冊でした。読んだ後は子どもたちと「あめふりさんぽ」を楽しんでみるのもいいですね。


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