[絵本]『ぞうくんのさんぽ』50年のロングセラー 楽しいお散歩絵本

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今回ご紹介するのは『ぞうくんのさんぽ』。50年近く子ども達に愛され続けているロングセラー絵本です。

ぞうくんたちのゆったりのんびりなお散歩をのぞいてみましょう。

※作者のなかのひろたかさんが2022年11月22日亡くなられました。たくさんの絵本を遺してくださったなかのさんのご冥福をお祈りいたします。

『ぞうくんのさんぽ』 なかのひろたか/さく・え なかのまさたか/レタリング 福音館書店
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『ぞうくんのさんぽ』ってどんな絵本?

2才前後の子ども達にとっても人気のこの絵本。作品が生まれた背景に少し触れてみたいと思います。

作者のお二人はご兄弟!!

表紙を見てわかるように、この絵本、ご兄弟で作られた絵本なんです。文章と絵は弟のなかのひろたかさん、そして文字のレタリングを兄のなかのまさたかさんが担当されています。

さすがご兄弟だけあって、ひろたかさんの独特の絵に、文字がかなりマッチしていると思いませんか?まさに絵と文字合わせて一つの作品になっている気がします。

『ぞうくんのさんぽ』はこうして生まれた

福音館書店の「こどものとも50周年記念ブログ」にこんな記事が掲載されているのを見つけました。

福音館 こどものとも50周年記念ブログ powered by ココログ: <作家インタビュー>『ぞうくんのさんぽ』が生まれた日  なかのひろたか

なんと、作者のなかのひろたかさんが、『ぞうくんのさんぽ』が生まれた日について語られています。

このインタビューを読んで意外だったのは、「この話を作るとき、苦労した記憶がない。」とおっしゃっていること。これだけ長く、たくさんの子ども達を虜にしている作品が、一番簡単に話を思いついた作品だなんて。

さらに当時流行っていた早口言葉がベースになっていたとは驚きですね。絵本が生まれた背景を知ることができるのは、やっぱり楽しい^^

『ぞうくんのさんぽ』あらすじ

いいお天気でご機嫌のぞうくんが、散歩に出かけます。かばくんに出会い、背中にのせてあげることに。

さらに進んでいくと今度はわにくんに出会い、またまた背中にのせてあげます。最後に出会ったかめくんも背中にのせてあげると…!?

『ぞうくんのさんぽ』より ”それじゃあ ぼくも のせてよ”

『ぞうくんのさんぽ』みどころ

子ども達も大好きで、読んでいる大人も楽しくなってくるこの絵本、いったい何がこんなに魅力的なんでしょう。

単純明快なストーリー

『ぞうくんのさんぽ』を子どもたちが気に入るのは、やっぱりストーリーがわかりやすいから。

子どもたちの大好きな繰り返し表現が使われている絵本ってたくさんありますが、『ぞうくんのさんぽ』もまさにそうですよね。

ぞうくんがかばくんをのっけて、その上にわにくんをのっけて、さらにかめくんをのっけて…。最後はお決まりの展開です。先がわかっているからこそ子どもたちも安心して楽しめます♪

どっぼーんで大興奮

この絵本で一番盛り上がるのはやっぱりここですよね。

どっぼーん

何回も読んでいると、子どもたちも展開がわかるのでこのページがくるのを今か今かと待ち構えてます。で、ページをめくった途端大騒ぎです。

子どもが積み木で遊ぶ時も、まず最初にすることは、積み木を上に積んでいってがっしゃーんと倒して喜ぶ。まさにこの絵本と同じ気がします。

おわりに

インタビューでなかのさんが、「新しく描かれた絵本だと思いこんじゃう人もいる」とおっしゃっていました。本当に50年も昔にできた絵本とは思えない動物、植物のデザインですよね。

このデザインと単純明快なストーリーこそが、長く子どもたちを引きつける理由なのかな。ぜひお子さんと「どっぼーん」を楽しんでくださいね。

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