今回紹介するのは「まあちゃんのながいかみ」シリーズの3作目、『まあちゃんのすてきなエプロン』です。
- まあちゃんのながいかみ
- まあちゃんのまほう
- まあちゃんのすてきなエプロン⇐今回の記事
- 「まあちゃんのながいかみ」シリーズ全3作品まとめ
『まあちゃんのすてきなエプロン』ってどんな絵本?
はじめに『まあちゃんのすてきなエプロン』について簡単に説明しますね。
「まあちゃん」シリーズ3作品目
「まあちゃんのながいかみ」シリーズの第3弾として出版されたのがこの作品。主人公のまあちゃんだけでなく、友達のはあちゃん、みいちゃんも登場します!!
『まあちゃんのすてきなエプロン』あらすじ
まあちゃんのお母さんがエプロンを作ってくれました。赤と黄色とピンクのポッケがついたエプロンです。仲良しのはあちゃん、みいちゃんとのお料理ピクニックに、さっそくエプロンをつけて出かけるまあちゃん。
ルンルン気分で歌いながら進んでいくと、木の上にいる こざる がポケットの中のハンカチを見つけます。ハンカチが気に入った こざる は、まあちゃんの気を反らしその隙にハンカチをさっ!!でもまあちゃんは全く気が付きません。
さらに進んでいくと、こぎつね が黄色いハンカチを、こぶた がピンクのハンカチを、またまたさっっ!!
はあちゃん、みいちゃんと合流したまあちゃんが、自慢のハンカチをポケットから出そうとすると…!?
『まあちゃんのすてきなエプロン』みどころ
それでは『まあちゃんのすてきなエプロン』の中で私が好きなところを紹介します。
子ども大好きポケット
子どもってポケット大好きですよね。ポケットがついてるってだけで何だかとても特別みたいです。
- お気に入りのおもちゃを入れようとしてみたり(絶対入らないようなものまで)
- 公園で拾った石やら葉っぱやらどんぐりやらを入れまくったり(で帰ってそのまま洗濯する)
- ポケットに色々入れすぎて、ズボンがずり落ちそうになったり
とにかくポケット好きです。なのでまあちゃんのポケットがたくさんついたエプロンに、子どもたちの目は釘付けになるはず^^
動物がたくさん登場
動物がでてくる絵本は子どもたちの食いつきが違いますよね。長男も絵本に動物がでてくると、指差しながら「おさるさんーぶたさんーいぬさんー」ってな感じでめっちゃ嬉しそうにします。子どもたちにとっては動物も、いつも公園で一緒に遊ぶあの子も、みーんな同じ「おともだち」なんでしょうね。
小さな発見がたくさん
細かいところをよく見てみると、あー!!と驚くお楽しみポイントがありますよ。
青い鳥はどこから現れた!?
お話の最後で、まあちゃんの胸元から飛び立った青い何か。実は鳥さんなんですが、まあちゃんがピクニックに出かけたところからずーっと登場していたんですよ。最初は離れてるけど、だんだん近づいてきて…ポケットにスポッと!!ぜひ探してみてくださいね♪
背景で進むストーリー
まあちゃんが歩いて丘を登っている間、後ろの方では何やら動物さんたちが動いています^^きつねの親子にこざる、そしてこぶたさん。どこに向かっているのでしょう。まあちゃんの後ろで進むストーリーにも注目してみてくださいね。
表紙と最後のページ
表紙には、お話にでてきた登場人物や動物たちが全員集合していますよ。さらに、最後のページでは、動物さんたちもピクニック。まあちゃんと勝手に交換したハンカチで、それぞれが楽しそうに遊んでいます。
ハンカチだけでもこんなに色々な遊びができるのですね~^^小さい字で書かれた動物さんたちのセリフも読んであげると喜びますよ。
おわりに
もともと福音館書店の月刊誌「こどものとも年中向き」1997年4月号として出版されたこの絵本。今までソフトカバー版しか出回っていなかったのですが、なんと来月10月10日(2016年)にハードカバー版が発売されることになりましたー!!
まあちゃんファンの皆さまにとっては朗報ですね~♪ぜひこの機会に読んでみてくださいね。今までお近くの図書館で取扱いがなかった場合も、今回の発売で読めるようになるかもしれませんので要チェックですよ。
※絵本の表紙、見開き写真は、福音館書店ご担当者様の許可を得て掲載しています。
コメント