「こどものとも012」ハードカバー化された人気作品をまとめてみたPart1

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こんにちは。スーザ(@ouchidesugosou)です。

2016年に20週年を迎えた福音館書店の月刊誌「こどものとも012」。その中からハードカバー化された人気の作品をまとめています。10冊ずつレビューしていて、随時更新中です。赤ちゃんのお気に入りが見つかりますように。

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「こどものとも012」ってどんな絵本?

「こどものとも012」は、福音館書店から出ている月刊絵本の中でも一番低い年齢から(というか0歳から)楽しめるシリーズです。

絵本というもの自体をまだ理解していない赤ちゃんからでも楽しめるようなリズムのよい言葉遣い、はっきりした色使いの絵本が多く、赤ちゃんが初めて目にする絵本にぴったりです。

私は長男が4ヶ月ぐらいの頃から通っていた子育て支援センターで、初めてこのシリーズと出合いました。すべてのページがやぶれないように厚い紙でできていて、コーティングしてあります。支援センターに行く度にパラパラめくっては楽しんでいました。

0歳の赤ちゃんはもちろんですが、もうすぐ4歳になる長男も、今でも楽しく読んでいますのでとても長く活躍してくれるシリーズでもあります。

そして私が密かに楽しんでいるのが、こどものともなど少し上の年齢向けの絵本でよくみる作家さんが、いつもと違う作風でこの「こどものとも012」絵本を手がけられているところ。この作家さん、いつものイメージと違うこんな作品も作られるのね!!なんていう発見があったりしてその点でも楽しめるんです。

そこでこの「こどものとも012」シリーズの中でも特に人気がありハードカバー化された作品をこちらにまとめてみました。

それでは順番に見ていきましょう。

『でてこい でてこい』

「012シリーズ」の1作品目として出版されたのが、林明子さんのこの作品です。表紙をぱっと見ただけでは、林明子さんの作品とは気づきませんよね!!

緑の葉っぱ…と思ったら、そこからかえるがぴょーんと飛び出したり、青いまんまると思ったら、あひるの親子がでてきたり。0歳の赤ちゃんも「なんだろう…」と目に入るような色使いです。

3歳の長男もクイズのように楽しんでいましたので、長い間楽しめる作品だと思います。

『かさ さしてあげるね』

めっきらもっきら どおんどん』などで知られる長谷川摂子さんの作品です。絵は『わたしのワンピース』でおなじみ、西巻茅子さん。

男の子がいろんな動物に傘をさしてあげるのですが、その動物に合わせて傘も変化しているのが楽しいところ。雨が落ちる音も色々で、聞いている赤ちゃんもお母さんの口から楽しい音がたくさん流れてきて心地いいんじゃないかなと思う一冊でした。

『ぶーぶーじどうしゃ』

子どもの絵本だからと、可愛さを全面に出した絵の絵本が増える中、山本忠敬さんの絵本はまっさらな子どもの目に安心して触れさせてあげられます。

子どもたちの大好きな車の横に小さく描かれた小さな男の子の絵が、この絵本が長く愛されている理由な気がします。

『たんたんぼうや』

とにかくとってもリズムがよく、読む方もノリノリで読んでしまう『たんたんぼうや』。作者の神沢利子さん&柳生弦一郎さんのコンビは『たまごのあかちゃん』でも見ることができます。

『はねはね はねちゃん』

『ぐりとぐら』でおなじみの中川李枝子さん、山脇百合子さんのコンビの絵本です。

はねちゃんが、きりんやくま、がちょうやうさぎの真似っこをしながら体操します。子どもたちと一緒に身体を動かしてみると、ちょっとした準備運動になりそうです♪

『おーい おーい』

ばばばあちゃんでおなじみの、さとうわきこさんの作品です。

小さな男の子が「おーい」と呼ぶと、かぼちゃやおいも、卵にいす…身近なものが次々お返事してくれます。そのお返事が独特で、言葉遊びのようになっていて面白いです。終わり方も斬新でした。

『もう おきるかな?』

写真より素晴らしく感じる薮内正幸さんの動物絵本。
「赤ちゃんには、まだわからないから」
ではなく「赤ちゃんだからこそ」この素晴らしい絵に触れさせてあげたいものです。

猫や犬、うさぎなど、色々な動物が寝ています。
と思ったら、次のページでは「あー、おきた!!」

動物によって寝る体勢も様々で興味深いですね。

『てん てん てん』

黒い点々。ページをめくると…!?あの虫さん。ぐるぐる渦巻きは何の虫かな!?

そして最後に登場するカマキリですが、長男が2歳の時にこの絵本を読み、カマキリのページを見てつぶやいた言葉が忘れられないんです。

カマキリを指差して「これは何?」と聞くので「カマキリさんよ」と答えると、「違うよ、これはね葉っぱの赤ちゃん」と言うんです。

子どもの発想ってほんと面白いですね。そんなエピソードを思い出す絵本です。

『ありのあちち』

小さな小さなありさんが、食卓に並ぶ食べ物たちに興味津々。バナナを滑ってみたり、つまみ食いしたりします。最後にしゅーしゅー音の出るやかんに近づくのですが…。最後の展開はタイトルどおり。ちょっと気の毒なありさんでした。

『こんにちは どうぶつたち』

色々な動物の顔の写真が、「こんにちは」という言葉とともにアップで登場します。ちょっとマイナーな動物たちも出てきて、読んでいる方も、へーこの動物、こんなお顔してたのね!!なんていう発見が。

初めて絵本で動物と出会った赤ちゃん、どんな反応をするでしょう😄動物に興味が出てきたもうすぐ4歳長男も、リアルな動物の写真に大喜びです。

おわりに

今回は、「こどものとも012」の記念すべき1作品目から、その後ハードカバー化された作品を10冊ご紹介しました。

Part2はこちらからご覧いただけます。

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