こんにちは。スーザ(@ouchidesugosou)です。
長男の通う幼稚園までの道に、最近大きな蕾をたくさんつけている植物があります。その蕾が開くと、私の手のひらよりも大きいんじゃないかと思うような、真っ赤な花びらのお花が咲きます。
調べてみるとどうやらモミジアオイという植物のよう。毎日そこを通る度、
「あっ今日はこっちのつぼみが咲いた」
「明日はどれが咲くかねぇ」
と話しています。
そんな時に幼稚園から「ちいさなかがくのとも」の8月号をもらって帰ってきたのですが、これが何ともタイムリーな作品でした。
こちらです。
今にも開きそうな大きな蕾
さくよ さくよ
もうすぐ さくよ
という言葉とともに、外側の花びらがゆっくり少しずつ下におりていって…
わぁ!!咲いた!!
夏の代名詞とも言える大きなオレンジ色のあの花の蕾も…
さくよ さくよ
もうすぐ さくよ
少しずつ、くるくるくると開いていって、ほら、咲いた!!
命の卵のような蕾がぱっと開いた時の華やかさがとても印象に残る1冊です。
長男も私がこの絵本を読んでいる間、幼稚園までの道で見かける赤いお花の蕾のことを思い出しているようでした。
息子が生まれてからたくさんの絵本を読んできましたが、読むときにすっと気持ちが入って心から読める本というのがあったり、んーなんかしっくりこないな、読みにくいなという絵本があったり。
この絵本はシンプルな言葉しか出てきませんが、一瞬で気持ちが入って心を込めて読むことができる絵本でした。
作者の齋藤槇さんは、最近話題の『ぺんぎんたいそう』を描かれている方ですね。
夏に咲く6種類のお花の、蕾から開花までがじっくり味わえるこの絵本、ぜひ夏の間に読んでみてくださいね。
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