月刊たくさんのふしぎレビュー集は、我が家で楽しんだ福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」をご紹介するコーナーです。
主に子ども達が小学生になってから楽しんだものです。お子さんと読まれる際の年齢の参考にしてください。
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『美術館にもぐりこめ!』あらすじ
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盗賊団のヒー、フー、ミー3人組が、お宝を目当てに美術館に潜り込むのですが…。
そこで出会うのは1つの展示会を作り上げるために集結したたくさんのプロたちの存在。
企画から展示まで全ての責任者である美術のプロ、学芸員さん。
美術品の輸送を任される美術品運搬のプロ。
貴重な美術品を傷めないようにするための空調のプロ。
などなど…
今まで意識していなかった展示会の裏側にはたくさんのプロの手が存在していることに気付かされます。
さて、ヒー、フー、ミーの3人はたくさんのプロたちの目を盗んでお宝をゲットすることができるのでしょうか!?
タイトル | 美術館にもぐりこめ! |
作者 | さがらあつこ/文 さげさかのりこ/絵 |
出版社 | 福音館書店 |
出版年月 | 月刊誌として→1996年11月号 たくさんのふしぎ傑作集としてハードカバー化→ 2013年5月 |
自分で読むなら | 小学中学年から |
我が家で読んだ時期 | 長男:小3 次男小1 |
『美術館にもぐりこめ!』レビュー
盗賊団のヒーフーミー3人組のおとぼけ具合や、さげさかさんの馴染み深い絵が心地よく、息子たちもすんなりとお話に入り込めました。
私達が普段見ている企画展や常設展の展示の裏には、想像を超える学芸員さん達の苦労や工夫があったのですね。
そして学芸員さんだけでなく、各方面のプロの方の存在も印象的でした。
美術品を運搬する専門の運送会社のスタッフさん。
美術館の警備員の方々。
貴重な美術品を傷めないように温度や湿度を管理する空調のプロの方。
目に見えないところで美術館を支えるプロたちの存在を知れたことが、私にとっても息子たちにとっても何よりの収穫でした。
こんなに沢山の人々の技術や苦労を目の当たりにしたら、ヒーフーミー達もどろぼうなんかできないですよね😁