絵本マニアの私が2015年に読んだクリスマス絵本26冊レビューまとめ

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こんにちは。スーザ(@ouchidesugosou)です。

今日は、2015年に私が読んだクリスマス絵本全てをどーんと紹介したいと思います。けっこうな数になってしまったのでちょっと長いですが、おすすめしたい絵本ばかりですので気楽に覗いてみてくださいね。

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『クリスマス・イブのおはなし』

長尾玲子さんの刺繍が素晴らしすぎるクリスマス絵本。3冊セットになっている手のひらサイズ絵本です。こちらで詳しく記事にしていますので、気になる方はぜひご覧ください。

『サンタさんありがとう』

同じく長尾玲子さんのクリスマス絵本。私が初めて長尾玲子さんの絵本と出会ったのがこちらなんです。サンタさん自ら手縫いのプレゼントを作ってくれます。ちょっと切ない場面も。

『サンタさんとこいぬ』

こちらも同じく長尾玲子さんのクリスマス絵本。サンタクロースのお供と言えば、トナカイが定番中の定番ですが、この絵本ではちょっと違います。風邪をひいてしまったトナカイのかわりにサンタクロースのお供をつとめたのは…?

『クリスマスの三つのおくりもの』

私にとっては神のような存在である林明子さんのクリスマス絵本。こちらも手のひらサイズで3冊がセットになっています。3兄弟のクリスマスの様子が1冊ずつに描かれていて、少しリンクしているところも楽しいです。こちらで詳しく記事にしています。

『クリスマスのふしぎなはこ』

『めっきらもっきらどおんどん』などで有名な長谷川摂子さんの作品。こんな不思議な箱があったら一年中ずーっと覗いてしまいそうです。小さい子も楽しめるクリスマス絵本です。こちらで詳しく記事にしています。

『サンタさんからきたてがみ』

私が幼稚園の頃『こどものとも』で配本されて、それ以来大好きなクリスマス絵本です。今は私が息子に読んであげる立場になりました。

読んでいると、あたたかい布団にくるまって母が枕元でこの絵本を読んでくれている光景と幸せな気持ちが蘇ってきます。子ども時代の寝る前の絵本タイムって、本当にその後の人生の宝だなと思いますね。

こちらで詳しく記事にしています↓

『ぐりとぐらのおきゃくさま』

長男も私も、『ぐりとぐら』より『ぐりとぐらのおきゃくさま』の方が好きなんです。『ぐりとぐら』って言って持ってくるのはいつもこれ。サンタさんが留守の間に自分のうちに来てくれて、ケーキを焼いてくれてるってどんだけ素敵なシチュエーションなんでしょう。

『さむがりやのサンタ』

スノーマン』で有名なレイモンド・ブリッグズの作品です。

サンタクロースだからって寒いのが平気だと思うなよー!!って感じで、ぶつぶつ文句をいいながらもお仕事を頑張るサンタさんが面白くもあり、可愛くもあり^^マンガ形式になっているので少し大きい子向けかな。大人が読んでも楽しめます。

『よるくまクリスマスのまえのよる』

『よるくま』は、私と長男の思い出の絵本なんです。長男が喋れるようになった頃初めて暗記したのがこの『よるくま』でした。

お母さんにたくさんしかられて、「もしかしたらサンタさん来てくれないかも」と不安になっている僕のところに、よるくまがやってきます。『よるくま』は布団に入って一緒に読むと、読んでいる方がすごく優しい気持ちになりますね。

『さんかくサンタ』

tuperatuperaさんの作品。◯△□だけでこんな素敵なサンタさんの絵本ができあがるなんて、さすがですtuperatuperaさん。こちらも1歳2歳と小さい子から楽しめると思います。

『クリスマス・イブ』

マーガレット・ワイズ・ブラウンの絵本は我が家にも何冊かありますが、この『クリスマス・イブ』は彼女の遺作なんだそうです。

オレンジを基調とした挿絵をずっと見ていると、なんだか暖炉の火を見ながら温まっているようなぬくもりを感じます。クリスマス・イブの夜に眠れないのはどの子も一緒ですね。私も子どもの頃何度夜中にこっそり起きたかわかりません。

わいわい楽しみながら読む絵本もいいけど、静かにゆったりした気持ちで読むこういう絵本もいいですね。

『まどからおくりもの』

五味太郎さんの、クリスマス定番絵本です。これ、近所の星乃珈琲にも置いてありました(笑)

サンタさんが窓から見えた動物たちの姿だけで判断してプレゼントを配ります。でも部屋の中を見てみると、しまうまだと思ったのが、あれ…!?ワニだと思ったのが、あれ…!?

こちらで詳しく記事にしています↓

『サンタさんへ12のプレゼント!』

「子どもの頃一番好きだったクリスマス絵本は?」と聞かれれば、もうこれ以外には考えられません!!作者はフィンランド出身のマウリ・クンナスさん。冒頭のフレーズ

フィンランドの北のはてにあるサンタ村は今大いそがし。クリスマスまであと12日しかありません。

このフレーズを子どもの頃からずっと覚えていて、聞くだけでワクワクが止まりません。とにかく一人でも多くの人に読んで欲しい!!

『サンタクロースと小人たち』

同じくマウリ・クンナスさんの作品。サンタさんや小人たちのクリスマスまでの様子がこんなに細かく細かく描かれてる絵本って他にあるかな!?

けっこう長いけど、全ページの絵が細かくてボリュームがあって、子どもたちは絵を読むだけでかなり楽しめるはずです。長男も3歳になる前からマウリ・クンナスさんの絵本の絵を長い時間眺めています。

『チャレンジ ミッケ!(4) サンタクロース』

ミッケ!は小学校の頃とにかくハマりましたね~。近所の図書館で借りまくってました。それで、結婚もしてない頃から、「将来子どもが生まれたら一緒にミッケ!をやるんだ」と買いためていたミッケ!のうちの1冊がこちらです

長男が夢中になったページはもちろん、サンタクロースの袋に詰められたおもちゃの山のページでした。

『あのね、サンタの国ではね…』

サンタの国で、サンタさんたちはどんなことをして過ごしているのかが、黒井健さんの柔らかい絵で描かれています。見開き1場面で1月、1月から順番に進んでいきます。12月以外の季節も、今頃サンタさんは何やってるかなってこの絵本を引っ張り出してきて読んだら楽しいなこれは、と思いました。

『クリスマスのものがたり』

これ、幼稚園の頃「聖劇」でやったんです。通っていたのがカトリック系の幼稚園だったんですよね。すっごい覚えてるんですよこの劇のこと。

夫は、幼稚園の頃の記憶が皆無だといつも言っているんですが、私はけっこう覚えていることが多いです。色々印象的なことが多かったのかな。今考えると幼稚園に通う年齢で、なかなか本格的な劇だったと思います。年長の時はお告げの天使をやりました。

ホフマンが聖書を元に忠実に描き上げた絵本なんだそう。クリスマス絵本といえば、サンタさんが登場して、トナカイとプレゼントを配って…という内容が多いですが、こちらは本当に正統派。イエス様の誕生までが丁寧に描かれています。聖劇でやったのとまさに一緒の内容。

『おたすけこびとのクリスマス』

働く車好きの子ども達に根強い人気の「おたすけこびと」シリーズ。その中でもクリスマス向きの絵本がこちらです。車好きさんがこれを読んで興奮しないなんてことがあるでしょうか、いやないですね(笑)たっくさんの小人さんたちが色んな働く車を駆使してプレゼントを運んでいきます。

『クリスマスのおばけ』

「せなけいこさん=おばけ」と言っても過言ではないでしょう(笑)小さいころ読んでもらった『ねないこだれだ』はホントにこわかった。可愛く描かれたおばけもいるけど、せなさんのおばけはまさに「おばけ」。クリスマスとおばけが合わさると、こんなお話になっちゃうのですね~。

『おおきいツリーちいさいツリー』

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ウィロビーおじさんのお屋敷にやってきた巨大クリスマスツリー。でも大きすぎて飾ると頭がつっかえてしまいました。そこでツリーの先をちょん切ってしまいます。

そのツリーの先がどんどん小さくなりながら巡り巡って、たくさんの人たちのクリスマスに明かりを灯します。面白おかしくもあり、じわっと心もあたたまる素敵な絵本でした。よくこんなお話思いつくよなぁ(笑)これは我が家にお迎えしたい絵本リストに加わりました。

『サンタクロースっているんでしょうか』

「サンタクロースってほんとにいるのか。」子どもがいれば、聞かれないことはまずないでしょうね。この本は、バージニアという女の子の問いへの回答が翻訳されたものです。誰が答えたのかというと、今から100年以上前のニューヨークサン新聞の社説です!!

子どもの持つ純粋な問いには、はぐらかしたり、偽ったりすることなくこの社説のように真摯に答えたいものですね。

これは絵本というより児童書、むしろ大人が読むのにもいいような気がする本ですね。もちろん少し大きくなった子どもたちに読み聞かせてあげるのもいいと思います。

『サンタクロースの部屋』

最後に大人向けの一冊を。松岡享子さんのご著書です。松岡享子さんと言えばたくさんの絵本を書かれていて、さらに翻訳もされていて、東京子ども図書館の理事長でもいらっしゃる雲の上のまた上のそのまた上ぐらいのお方です。

サンタクロースの存在を信じさせることは、子どもを騙していることになるんじゃないだろうか…。もしこんなことを一瞬でも考えたことがあるなら、一度読んでみてほしいです。

松岡さんがアメリカの児童文学評論誌で見つけた一文。

子どもたちは、遅かれ早かれ、サンタクロースは本当はだれかを知る。知ってしまえば、そのこと自体は他愛のないこととして片付けられてしまうだろう。しかし、幼い日に、心からサンタクロースの存在を信じることは、その人の中に、信じるという能力を養う。わたしたちは、サンタクロースその人の重要さのためでなく、サンタクロースが子どもの心に働きかけて生み出すこの能力ゆえに、サンタクロースをもっと大事にしなければいけないけない。

これを受けて松岡さんはこう語っています。

本当らしく見せかけることによってつくられる本当と、本当だと信じることによって生まれる本当を、子どもはそれなりに区別している。むしろ、見えないものを信じることを恥じ、サンタクロースの話をするのは子どもを騙すことだというふうに考える大人が、子どものふしぎの住むべき空間をつぶし、信じる能力を奪っているのではないだろうか。

サンタクロースを信じる力こそが、その後の人生を豊かに生きるための大切な力になっていくんですね。子どもたちの信じる力を奪う大人にだけはならないように…クリスマスを迎える度に読み返したい本です。

おわりに

2015年はなかなかの数のクリスマス絵本を読んでいて、自分でもびっくりしています。でも、『クリスマス』という1つのテーマだけで、世界中で数え切れないほどの「クリスマス絵本」が読みつがれ、誕生しているのですからすごいことですよね。

これだけ数があると、どれを読んでいいのか路頭に迷いそうですが、まずはお父さんお母さんが読んでみて、お子さんとこんなクリスマスを共有したい!!と感じた絵本を一緒に読んでみたり、手渡したりするのがいいんじゃないかなと思います。

今日の記事で紹介した絵本たちがクリスマス絵本選びの参考になると嬉しいです。

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