こんにちは。スーザ(@ouchidesugosou)です。
子どもたちに大人気の『ぞうくんのさんぽ』シリーズ新作が10年ぶりに出版されました。今日はその最新作『かめくんのさんぽ』を紹介します。
『かめくんのさんぽ』ってどんな絵本?
まずはじめに、『かめくんのさんぽ』について簡単に説明しますね。
シリーズ最新作
この『かめくんのさんぽ』は、『ぞうくんのさんぽ』シリーズの最新作です。1968年にシリーズ1作目の『ぞうくんのさんぽ』が出版されてから50年近くたちますが、それだけ年月が経っても続編が出版される=それだけ愛され続けているシリーズっことですよね^^
前作の『ぞうくんのおおかぜさんぽ』から数えると10年ぶりの新作です。
ぞうくん、かばくん、わにくん、かめくん。いつも出てくるメンバーの中で一番小さなかめくんが今回の主役!!いったい今回はどんなお散歩になるのでしょうか。
『かめくんのさんぽ』入手方法
この『かめくんのさんぽ』は、福音館書店の月刊誌「こどものとも年中向き」の2016年5月号として出版されました。
こどものともは基本的に通販、もしくは幼稚園や保育園を通して購読する形になっています。なのでこの『かめくんのさんぽ』を読むためには「こどものとも年中向き」を購読している必要があるんですよね。
ただ大きな書店では、その月の月刊誌をバラ売りしているところもあります。私も今回は近くの、毎月こどものともを取り扱っている書店で1冊のみ購入しました。
書店ではそろそろ6月号が並ぶ時期だと思いますが、もしかしたらまだ5月号の『かめくんのさんぽ』の在庫があるところもあるかもしれません。入手されたい方はこどものともを取り扱っている書店さんに確認してみてくださいね。
私の住んでいる地域の図書館では「こどものとも」のような月刊誌も発売後すぐ借りられるようになっていますので、お近くの図書館もチェックしてみてください。
月刊誌で出版されたもので、人気の作品はハードカバー化されるので、おそらくこの『かめくんのさんぽ』も後々ハードカバー化されるのではないかなと思っています。
『かめくんのさんぽ』あらすじ
天気の良い日、かめくんが散歩に出かけました。わにくんに出会って散歩に誘ってみますが、お昼寝するからと断られてしまいます。
かばくんもぞうくんも誘ってみますがまた断られます。仕方なくかばくん、ぞうくんの上を歩いて行くかめくんですが…!?
『かめくんのさんぽ』レビュー
それでは『かめくんのさんぽ』で私が気に入っているところを紹介します。
もとは豆本だった
いつも「こどものとも」についてくる折り込み付録「絵本のたのしみ」に、『かめくんのさんぽ』が出来上がるまでのエピソードが掲載されていました。
それによるとこの『かめくんのさんぽ』、「こどものとも」創刊50周年記念として作られた豆本が元になっているそう。作者のなかのひろたかさんが、なかなかストーリーのアイデアが浮かばず苦悩された様子もこの付録の「作者のことば」の欄に記されていました。
それだけ苦労されて生まれたアイデアだとは思えないほど、今回ものんびりゆったり、楽しいお散歩でしたよ。
最後のかめくんに癒やされる
かめくんが誘ってもお昼寝中で一緒にお散歩してくれなかったわにくん、かばくん、ぞうくん。それでもお話の最後ではいつも通りみんなでお散歩できるのですが、今度はかめくんが…!!
お話の一番最後の場面でかめくんと、かめくんを見守るぞうくん、かばくん、わにくんの様子になんとも癒やされます。こんなお散歩仲間がいたらいいなぁと思ってしまいました。
おわりに
『ぞうくんのさんぽ』シリーズのお話は単純明快なストーリーなので、新しくお話を作るのって本当に難しいと思います。それでも毎回予想しなかった流れのお散歩が見られるのがすごいところ。
小さなかめくんからスタートする今回のお散歩も、ぜひお子さんと一緒に楽しんでみてくださいね。
※絵本の表紙・見開き写真は福音館書店ご担当者様の許可を得て掲載しています。
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